足音 〜 また一歩、次の一歩

now , orienteering is my life.

成年後見人としてのお務め (御逝去)

f:id:kazzvasten:20190104120049j:plain

仕事柄、また地域柄、家庭裁判所の審判による成年後見人(保佐人や補助人を含む)として、或いは、契約によって、たくさんの高齢者の方々や障がいのある方々の生活支援を担っています。



年末年始で、ご病気のために入院されていたお二方が、残念ながら御逝去されてしまいました。。



年末に御逝去された方は、在宅生活時からすでに11年ご支援しており、養護老人ホームにいらっしゃった80代の女性。クリスマス前に入院されていました。お正月をホームで過ごしたいから頑張るとおっしゃっていました。



年明けに御逝去された方も、社協からの相談がきっかけで支援に入って8年半のお付き合いで、昨夏の救急搬送以降は寝たきりでしたが、一般病棟から療養病棟に移ったばかりでした。



お二方ともに、直前の面会時には安定していたのですが、、、、


ご身内の支援がないため、御逝去後のご遺体の引き取りをはじめ、役所への各種届出、火葬執行から納骨まで、すべてを私たち専門職後見人が担います。


最期にお送りする際には、養護老人ホームの所長はじめ支援スタッフが数名参列いただいたり、これまで長年関わりのなかったお子さんが参列してくださいました。


いつもは独りで最期お送りすることがほとんどなので、少し救われた気がしました。


お二方とも、本日納骨法要ですが、山に籠っていなくてよかったです。

(余談ですが、2014年のブラジルW杯の際、社会人になってはじめて3週間の長期休暇をいただき、予選リーグから決勝トーナメントまで現地滞在中、お一方が急逝され、最期をお送りできなかったことがトラウマになっています。。)



12月の下旬に御逝去された別の方も含め、2018年はあわせて7名の方々が御逝去されました。2001年にはじめて後見人に就任して以降、記録を見直してみると、18年間で通算ではなんと62名の方々をお送りしたことに。。



お一人お一人、思い入れや思い出があり、複雑な想いです。